45度線分析_04_財市場の均衡
前回は財市場の需要について勉強し、グラフにして表しました。
今回はそれを以前得られた財市場の供給曲線(45度線)と合わせていきます。
ところで、需要と供給が一致していることを「市場均衡」と呼びます。
ここでは大きな財市場について考えているので、財市場の市場均衡を見ていくことになります。
財市場の均衡
需要と供給が一致するので、
Ys = Yd
ですね。
まずはYsグラフとYdグラフを合体させてみます。
縦軸が需用量と供給量をあわわし、横軸はGDPをあらわしているのは前回までのグラフと同じです。
グラフの交わっている点(E点)が財市場の均衡点です。
需用量と供給量が一致している点で、均衡GDP(Y*)も決まります。
*(アスタリスクは均衡点という意味です)
取引は、需要と供給が一致したときに初めて行われます。
りんごを売りたい人が100人いても、買いたい人が80人なら80の取引にしかなりません。
ここでは財市場について考えていますので、
あらゆるすべての財・サービスについての需用量と供給量が一致したE点で、全体の取引の総額(付加価値合計・GDP)が決まる
という見方をするとストーリーがわかりやすいかもしれません。
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