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45度線分析_03_財市場の需要

前回は消費関数について勉強しました。

消費は、財市場の需要を作る要素の1つでした。

 

  • 「財市場の供給」=「Ys」
  • 「財市場の需要」=「Yd」
  • Ys = Y(三面等価の生産面)
  • Yd = C+I+G+(EX-IM)(三面等価の支出面)

 

Y:付加価値・GDP(Yeild)

C:消費(Consumption)

I:投資(Investment)

G:政府(Government)

EX:輸出(Export)

IM:輸入(Import)

S:貯蓄(Saving)

T:税金(Tax)

  

今回は財市場の需要(Yd)について勉強します。

上にあるように、財市場の需要(Yd)はこんな式で表されます。

Yd = C+I+G+(EX-IM)

 この式にあるCについて前回は勉強して、Cがどのように決定されているか、新しい式を得たのでした。

C = C0 + c(Y-T) (消費関数)

  • 生きていくのに最低限必要な消費「C0」と
  • 税引き後所得「Y-T」のうちどれだけの割合を消費に回すか「c」

によって実際の消費が決定される。

 

このCをYdの式に代入すると、

Yd = C0 + c(Y-T) + I + G + (EX - IM)

とこのようになります。

さらに()カッコを外すと、

Yd = C0 + cY- cT + I + G + (EX - IM)

となります。

 

グラフにしてみる

そもそも僕らは財市場(Y(GDP))について考えていますので、Yd = C0 + cY- cT + I + G + (EX - IM)Yを主役としてグラフにしてみます。Yを変数とし、Y以外の要素は、切片にします。

Yd = cYC0 - cT + I + G + (EX - IM)

黄色は変数(主役)

青色は傾き(変数Yについているcがここでは傾きになります)

緑色は切片です。

 

f:id:yushph:20151029071217p:plain

 

次回はこの財市場の需要のグラフと、供給のグラフ(45度線)を合体します!

 

 

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